2014年10月22日
「ハロウィン」の市場規模は・・・
2014年の「ハロウィン」の市場規模を日本記念日協会は約1100億円と推計しています。これは2013年の約1005億円から約9%増です。それにはいくつかの理由がありますが、いちばんの要因は全国的に定着したことです。スパーマーケットやコンビニエンスストア、ホームセンター、ドラッグストアなど、全国展開する企業のほとんどで「ハロウィン」関連商品を売るようになり、その認知度は地方にまで波及しました。
そして、全国各地の商店街でも歳末セールまでに地域のお客さんをつかむために「ハロウィン」イベントが盛んに行われるようになり、そこに若者の街コンや地域型パーティーイベントなどが加わり、「ハロウィン」は全国区になったのです。また、今まで参入していなかった企業も、積極的に「ハロウィン」グッズを制作・販売するようになりました。
さらには首都圏を中心にコスプレをして行列することとパーティー文化の進化があります。こうした新しい文化の進化はメディアへの露出を増大させます。その結果、「ハロウィン」は全国規模の年中行事のひとつになったのです。今月になってから日本記念日協会への「ハロウィン」関係の取材の申し込みは30件を超えています。ある意味、世の中は新しい記念日イベントを待望していたのかもしれません。
そこで家族や地域で楽しめるちょっとユーモラスな感じもする「ハロウィン」に注目が集まったというわけですが、その中で見逃せないのは「ハロウィン」にも主役となる食材があるということ。そう「パンプキン(かぼちゃ)」です。シンボルとなる食材があると、それをイメージさせるデザインやカラーが登場して、商品の幅が大きく広がるからです。