2016年10月10日
「はらこめしの日」(10月8日)の記念日登録証授与式が、宮城県亘理町(わたりちょう)の「荒浜漁港水産まつり」の会場で行われました。

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県内外から毎年1万人以上もの人が集まる宮城県亘理町(わたりちょう)の秋の名物イベント「荒浜漁港水産まつり」。そのオープニングで、亘理町荒浜地区が発祥の地とされる「はらこめし」の記念日である「はらこめしの日」の記念日登録証授与式が行われました。会場には勇壮な漁船を模した台車が置かれ、その上での授与式に大きな拍手が沸き起こりました(写真は記念日登録証を手にする左から齋藤貞亘理町長と加瀬清志日本記念日協会代表理事)。

「はらこめし」は炊き込まれたご飯の上に脂ののった鮭の切り身と大粒のイクラ(はらこ)を贅沢に乗せた宮城県を代表する郷土料理で、亘理町では町内の飲食店でそれぞれの店ならではの味を楽しむことができます(2枚目の写真は町内の飲食店で供された「はらこめし」の定食。イクラがたっぷりで、鮭の切り身との相性がよく、炊き込みご飯も美味しい)。「荒浜漁港水産まつり」でも各店が自慢の「はらこめし」を並べ、大勢の人だかりができていました。

また、町内の家庭でもその家ごとの味で作られてきたことから、まさに「はらこめし」は亘理町民のソウルフードなんですね。阿武隈川に上がってくる鮭漁の解禁とともに「はらこめし」の季節となる亘理町では12月まで味わうことができます。本場、元祖、発祥の地で食べる「はらこめし」が、記念日の制定とともに全国に知られるようにとの願いが込められた授与式でした。