誕生日の丘

★設置・第1号「長野県佐久市中央公園」(2013年11月23日・オープン式典開催)

写真の奥に上から1月、2月、3月と12月までを表す12段に、それぞれの月の日数分の丸太を埋め込み、そこに日付のプレートを付けた「誕生日の丘」。手前の公園の入り口には「誕生日の丘」の金色のプレートが設置されています。

●「誕生日の丘」設置場所の募集について

全国各地で人と人が思いやり、地域と人が結び合うことで、地域を元気にしようとする試みが行われています。「誕生日の丘」は誕生日を活用して、地域の人たちが集い、遠方から訪れた人とのつながりを持つことの大切さを実感し、暮らしやすく、親しみやすい、心癒されるまちづくりの一助にとの願いから構想されたものです。
1月から12月までを表す12の段ごとに、各月の1日から31日までの日を表す丸太などを設置し、そこに1年366日すべての日の日付のプレートを置いたこんもりとした丘を築き「誕生日の丘」と命名します。

訪れた人はそれぞれの日付を見るたびに「両親」「家族」「友人」「知人」「先輩」「同僚」「後輩」「恩師」など、今まで出会ってくれた人々に思いをはせ、感謝を込めて「ありがとう」と伝えることで、人も地域も優しい気持ちが醸成されるに違いありません。
もちろん「自分」の誕生日のところで、生まれてから今日までのことを振り返り、明日への励ましにつなげることもできます。
また、誕生日は誰にでもある記念日なので、その地域の人だけでなく、他の地域からも多くの人が訪れるようになります。そこから新たな交流が生まれ、さらに地域が元気になっていくことでしょう。人も地域も「おたがいさま」と、相手のことを思いやる心こそ、その先に元気をつないでいくことになるのですから。

生まれてきた喜び、生きることの素晴らしさ、そして明日へ希望などを包み込んだ「誕生日の丘」は、人を元気に、地域を明るくする新しいスタイルの地域を活性化するデザインであり、文化的創造モニュメントです。
さらには「自分も含めて、誰かの誕生日を祝ってあげたいときは『誕生日の丘』に登ること」がひとつの約束事のようになることで、それを記念した商品開発や催事の展開も考えられます。
地域が魅力的になるには、そこに何があるかとともに、そこにどんな物語があるかが不可欠です。「誕生日の丘」は、人を想うということは素敵なこと、と教えてくれる場所であり、ひとりひとりの人生の物語を記憶する場所でもあります。

一般社団法人 日本記念日協会では「誕生日の丘」の設置を希望する団体・企業・個人などを募集しています。
ご関心のある方は、一般社団法人 日本記念日協会「誕生日の丘・プロジェクト」までお問い合わせください。

※「誕生日の丘」は一般社団法人日本記念日協会の商標登録(登録第5497940号)です。
※「誕生日の丘」は一般社団法人日本記念日協会によって認定されたもののみが対象となります。