2020年2月1日
「フレイルの日」(2月1日)の記念日登録証授与式が、東京・文京区の筑波大学東京キャンパスで行われました。

一般社団法人スマートウェルネスコミュニティ協議会、日本老年学会、一般社団法人日本老年医学会、日本サルコペニア・フレイル学会の4団体が共同で制定した「フレイルの日」の記念日登録証の授与式が、東京・文京区の筑波大学東京キャンパスで行われました。
 4団体を代表して一般社団法人スマートウェルネスコミュニティ協議会の大内尉義理事長(写真・奥の左から二人目)に日本記念日協会の加瀬清志代表理事(写真・奥の左端)から記念日登録証が授与されると、会場に集まった新聞社など多くのメディアが写真撮影。
 このあと大内理事長による「フレイルの日」制定について、フレイルの定義、フレイルの認知度と予防法などの説明があり、続いて日本老年医学会の秋下雅弘理事長(写真・奥の左から三人目)と日本老年学会理事長兼日本サルコペニア・フレイル学会の荒井秀典代表理事(写真・奥の右端)からそれぞれフレイル予防の医学的、社会的な知見に即したスピーチがありました。

「フレイル」とは日本老年医学会が提唱した用語。要介護状態になる前の状態のことで、身体的な脆弱性だけでなく、精神的、社会的な脆弱性も抱えやすく、健康障害を招きやすいとされています。
「フレイル」は筋力が低下することや食欲が落ちること、社会との接点がなくなることで進行するので、その予防には「たんぱく質と水分をしっかりとる」「バランスよく食べる」「かむ力を維持する」「身体を動かす」「趣味やボランティア活動などで人とつながる」ことなどが大切とのことです。

高齢化社会、孤独社会の進行とともに、多くの人が「フレイル」の状態になりやすい世の中ですので、その予防のためにも日本記念日協会は「フレイル」という言葉の認知度を高めるきっかけとなるように「フレイルの日」を広めていきたいと思います。