2020年10月29日
二十四節気のひとつ「立冬」に、とんかつを食べて元気になろうという記念日「立冬はとんかつの日」が、今年も行われます。
夏の暑さに負けないように「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣に習い、毎年、寒さが本格化してくる暦のうえの二十四節気のひとつ「立冬」にはとんかつを食べて活力(かつりょく=カツ力)をつけ、冬の寒さを乗り切ってもらおうと愛知県名古屋市の「とんかつ家・比呂野」の比呂野耕史社長が制定した「立冬はとんかつの日」。
2018年の記念日登録から今年で3年目。比呂野社長は「立冬はとんかつの日」をアピールするポスター(写真)を製作し、全国のとんかつ店などに掲示してもらえるように送るなど、その輪は少しづつ広がりを見せています。血や筋肉を作るたんぱく質が豊富に含まれ、疲労回復に役立つビタミンB1も多い豚肉で作るとんかつを食べて、みんなに健康になってもらいたいという願いが込められているのがいいですね。
こうした「その日にはこれを食べる」という食習慣は、季節感やその理由(健康になる。縁起が良いなど)や歴史性、日付や食材の語呂合わせなどの楽しい話題などが重なって、多くの人に知られていくのだと思います。とんかつの専門店だけでなく、スーパーなどでも「立冬はとんかつの日」をアピールしてみてはいかがでしょうか。