2020年12月16日
日本記念日協会では、今年もっとも印象的だった日。つまり、2020年の「今年の一日」を「4月7日」に選定しました。

 2020年、今年も日々さまざまな出来事がありました。日本記念日協会ではその中からもっとも印象的だった日「今年の一日」を「4月7日」に選定しました。  
 その理由は、今年の4月7日に安倍晋三総理大臣が新型コロナウィルス感染症拡大による「緊急事態宣言」を発出。埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県を緊急事態措置を実施すべき区域としたからです。それまでも各地で感染拡大が続いていましたが、これと言った有効な対策が取られずにいたために「非常事態宣言」の発出に至り、その後も混乱と不安が社会を覆い続けています。今後、感染症との戦いではいかに初期の政府の対応が大事かが教訓として語られ、実践されることを願い、そのシンボリックな日として選定しました。

また、最終候補は次のとおりです。

 ・東京オリンピック・パラリンピックが新型コロナウィルスの感染拡大を受けて1年程度延長が決まった「3月24日」

 ・新型コロナウィルスに感染して闘病中だったコメディアンの志村けんさんが亡くなった「3月29日」

 ・将棋の藤井聡太七段が17歳11か月のタイトル獲得の史上最年少で棋聖となった「7月16日」

 ・連続在職7年8か月の歴代最長となっていた安倍晋三首相が辞意を表明した「8月28日」

 ・アニメ映画「鬼滅の刃」が劇場で公開された「10月16日」

 それぞれの人に、それぞれ忘れえぬ2020年の出来事があることでしょう。悲しかった日、悔しかった日、嬉しかった日、誇らしかった日。どの思い出も日付があることで、心に深く刻まれる記念日になっていくのだと思います。さて、みなさんの「今年の一日」は何月何日ですか?


※なお、上記の日本記念日協会・選定の「今年の一日」について、番組、紙面、Web上などでの使用を希望するときは必ず日本記念日協会まで電話で連絡をして許可を得てください。