2021年11月1日
「名木伝承の日」(11月1日)の記念日登録証授与式が、記念日を制定した大阪市の銘木総研株式会社の本社で行われました。

全国各地に残る名木の調査、研究、保全活動などを手がける銘木総研株式会社が制定した「名木伝承の日」(11月1日)の記念日登録証授与式が、大阪市中央区の同社で行われました。式でははじめに「名木伝承の日」が記念日登録された経緯の説明があり、続いて銘木総研株式会社の前井宏之社長(写真・左)へ日本記念日協会の加瀬清志代表理事(写真・右)から「記念日登録証」が授与されました。

そして、前井社長から「名木にまつわるいわれや伝承、史実や物語を調査、研究することで、その時代にその地域で生活してきた人々の暮らしを知り、後世に伝えていくことは日本文化の伝承につながるのではないかと思っています。一本の木に込められた人々の想い、長い歴史をつないでいくことの大切さをこの記念日を通じて多くの人に知ってもらえたら嬉しいです」とのご挨拶があり、続いて前井社長と加瀬代表理事との対談が行われました。

その中で加瀬代表理事は「記念日協会の事務所がある長野県はどこに行っても山が見える山国です。山国と言うことは木の国でもあるということ。樹齢何百年という名木も多く、木が大切な役割を持つ祭りも数多くあります。その代表的な例が来年の春に行われる長野市の善光寺の『御開帳』と、諏訪で行われる『御柱祭』です。今回の記念日が一本の名木から先人の残してくれたさまざまな恩恵を考える日になるといいですね」と語り、このムーブメントを広げていくために「名木大使」を選んだり、全国の名木を巡る「名木ツアー」の実施、「名木すごろく」を作ることなどを提案しました。
銘木総研のホームページでは11月1日午前11時1分から「名木伝承データベース」を公開していますので、ぜひご覧ください。

「名木伝承データベース」:https://meiboku-souken.com/project/20211002194/