2021年12月15日
日本記念日協会では「今年もっとも印象的だった日」。つまり、2021年の「今年の一日」を「10月31日」に選定しました。

 2021年、今年も日々さまざまな出来事がありました。日本記念日協会ではその中からもっとも印象的だった日「今年の一日」を「10月31日」に選定しました。

 その理由は、今年の10月31日に衆議院選挙が行われ、自民党と公明党の与党が過半数を獲得し、引き続き政権を担うことになった日だからです。それとともに大きなインパクトがあったのが選挙前の各メディアの予測が大きく外れたことです。立憲民主党と共産党を中心に候補が一本化されることで野党が大きく伸びるのではとの予測は1プラス1が2ではなく、支持する政党と支持しない政党がタッグを組んでも2にはならないということを示しました。そうした有権者の気持ちまで各メディアは推測できなかったということでしょうか。

そもそも選挙情勢を事前に予測する意義はどこにあるのか。そんな議論が生まれるきっかけになったとしたら今年の10月31日には大きな意味があったのではないかと思います。

また、最終候補は次のとおりです。

 ・東京オリンピックが開幕した「7月23日」。この日は2021年に限り東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法により国民の祝日の「スポーツの日」となりました。

 ・東京パラリンピックが開幕した「8月24日」。この日は公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会の申請により「ジャパンパラリンピックデー」と日本記念日協会に認定登録されました。

 ・大相撲の大関、照ノ富士が第73代横綱に昇進した「7月21日」。大関に昇進したあとにひざのケガや糖尿病などで序二段にまで番付を下げたあと、猛稽古を重ねて横綱にまで上り詰めるという劇的な復活の日でした。

 ・アメリカのメジャーリーグ、大谷翔平選手がアメリカンリーグのMVPを受賞した「11月19日」(日本時間)。記録と記憶と人間性という三拍子が揃ったプレイヤーに大きな称号が与えられた日です。

※なお、上記の日本記念日協会・選定の「今年の一日」について、番組、紙面、Web上などでの使用を希望するときは必ず日本記念日協会まで電話で連絡をして許可を得てください。