2022年9月14日
「ニュータウンの日」(9月15日)の記念日登録証授与式が、日本で初めての大規模ニュータウン「千里ニュータウン」のある大阪府吹田市で行われました。

大阪府吹田市と豊中市にまたがる「千里ニュータウン」は日本で初めての大規模なニュータウンとして知られています。その入居が始まったのは1962年9月15日。この9月15日を一般財団法人千里パブリックデザインが「ニュータウンの日」として記念日登録しました。このほどその記念日登録証の授与式が大阪府吹田市の千里市民センターで行われました。

式典では千里パブリックデザインの奥居武代表理事が「この記念日をきっかけにさらにニュータウンのことを考え、より魅力的なまちづくりを目指すとともに、全国各地にあるニュータウンの方々との交流も進めていきたいと思います」と挨拶。続いて日本記念日協会の加瀬清志代表理事は「日本にニュータウンが誕生して60年の歴史的な年に記念日が出来てとても嬉しく思います。これからも『ニュータウンの日』を大いにアピールしてまいります」と話しました。
そして、加瀬代表理事(写真・右)から奥居代表理事(写真・左)に記念日登録証が授与されたあと、最初に入居した方々から当時の様子について「道路が舗装されていなくて雨が降ると靴が泥だらけになるので、駅で靴を履き替えました」「団地やマンションが次々と建つので大型の重機がそこらじゅうにあってその周りで遊んでいました」などの思い出話が続き、10年ほど前に入居した家族の方々からは「緑が多くて子育てしやすいです」「『千里ブランド』なんて言葉もあるほど魅力的なまちです」との声がありました。

式典の最後には全国のニュータウンでまちづくりなどの活動をおこなっている方々がリモートで出席し、各地での活動とともに記念日登録へのお祝いの言葉をいただきました。
歴史の節目に制定された「ニュータウンの日」ですが、毎年その日に何か新しい企画が生まれていくといいですね。