2023年2月23日
「カツカレーの日」(2月22日)を制定し、日本記念日協会に認定登録された東京・銀座の老舗洋食店「銀座スイス」を表敬訪問してきました。

1947年創業の「銀座スイス」は国民的人気メニューのカレーライスにカツを乗せたカツカレーの発祥の店として知られています。銀座3丁目のガス灯通りにある現在の店の前には「日本記念日協会公認 2月22日は、カツカレーの日とさせていただきました!」との文字の下においしそうなカツカレーの写真が載ったポスターがありました。(アイキャッチ画像は「銀座スイス」の入り口)
2階にある店内は歴史ある洋食店らしい温かみと清潔感が漂う素敵な空間です。オーナーの藤岡康雄さんにご挨拶をしてから案内されたのは白いクロスの掛けられたテーブル席ではなく奥の木製のカウンター席。一人でも気軽に座れるのがいいですね。

そしてこの店のカツカレー誕生のきっかけとなった「千葉さんのカツカレー」をいただきました。千葉さんとはプロ野球巨人軍の往年の名二塁手の千葉茂さんのことで、彼が「カレーライスにカツレツを乗っけてくれ」とリクエストしたことからこの店のカツカレーは誕生したそうです。巨人軍の有名選手が「おいしい」と太鼓判を押したカツカレーはあっと言う間に全国に広まりました。新しい食文化の誕生というわけです。

まろやかな味のポタージュスープとともに運ばれてきた「千葉さんのカツカレー」(写真)。揚げたての衣サクサクのポークカツに深みのある味のカレーソース。カレーだけでも、カツだけでも充分においしいのですが、カツカレーにするとまさに異次元のおいしさに。添えられたキャベツの心地よい食感、福神漬けとパセリも含めて完璧なワンプレートで、クリーミーなドレッシングも秀逸です。
藤岡さんは「記念日を通じてカツカレーのおいしさを広められたらと思っています。銀座で昔ながらの洋食を食べていただくきっかけにもしていただければ」と語ります。
次にうかがうときにはカツカレーとともに、他の洋食メニューもオーダーしようと思った「銀座スイス」への表敬訪問でした。