2023年5月9日
久慈琥珀株式会社、有限会社上山琥珀工芸、株式会社ten-senの3社が制定した「こはくの日」(5月8日と5月9日)の記念日登録証授与式が岩手県久慈市の久慈琥珀博物館で行われました。

岩手県久慈市は国内最大の琥珀の産出地で、商業的に琥珀の採掘を行っている唯一の地域です。その久慈市で琥珀に関する事業を行っている3社が制定した「こはくの日」(5月8日・5月9日)の記念日登録証授与式が同市の観光名所にもなっている久慈琥珀博物館で行われました。

3社とは琥珀の原石の採掘および琥珀装飾品の製造、加工、販売、琥珀博物館の運営を手がける久慈琥珀株式会社と、琥珀の原石の採掘から工芸品への加工、販売を行う有限会社上山琥珀工芸。そして、琥珀商品の企画や琥珀に関するコンサルティングなどを行う株式会社ten-senです。
授与式では記念日登録申請者のひとりで久慈琥珀株式会社の新田久男社長が「岩手県久慈市に琥珀という素晴らしい宝物があることをさらに多くの人に知っていただき、久慈に訪れていただくきっかけにしていただければと記念日登録を申請しました」とのご挨拶があり、同じく申請者の株式会社ten-senの菅野舞雪代表取締役は「ヨーロッパでは結婚10周年に琥珀をプレゼントして幸福を願う風習があります。そうした文化も含めて琥珀の持つ価値や魅力を広めていきたいと思います」と話されました。

続いて日本記念日協会の加瀬清志代表理事(写真・中)から新田社長(写真・左)と菅野代表取締役(写真・右)に記念日登録証が授与されると、岩手県内のテレビ、新聞、情報誌など各メディアの方々がカメラで撮影をし、参加された関係者の方々からは大きな拍手が起こりました。

次に加瀬代表理事が「こはくの日」が記念日登録審査で合格に至った経緯などを紹介。その中で「日付の由来は5(こ)8(は)9(く)の語呂合わせからですが、3つの数字で5月8日と9日の二日間を記念日にした発想が素晴らしいです。郷土の産物である『こはく』をとても大切に思われているのがよくわかりました」と挨拶。
その後、ご来賓の遠藤譲一久慈市長、坊良英樹岩手県県北広域振興局局長、山王敏彦久慈商工会議所会頭、山本えり子久慈市観光物産協会会長、黒沼忠雄くんのこほっぱ愛好会会長の方々のご挨拶があり、記念撮影をして閉会となりました。尚、申請者の有限会社上山琥珀工芸の上山明彦代表取締役は所用のため欠席されました。

「琥珀=こはく」という地域の歴史の中にあり続けた宝物を愛する気持ちが強く感じられたとても素敵な記念日登録証授与式でした。