2023年6月3日
日本眼科啓発会議が制定した「こどもの目の日」(6月10日)の記念日登録証授与式が、東京・千代田区のイイノホールで行われました。

日本眼科学会と日本眼科医会、そして関連の団体などでつくる日本眼科啓発会議が制定した「こどもの目の日」(6月10日)の記念日登録証の授与式が、東京・千代田区のイイノホールで行われました。

当日は「こどもの目の日」制定記念式典実行委員長の白根雅子日本眼科医会会長の開会の辞からはじまり、来賓の方々のご挨拶のあと岸田文雄首相、日本医師会の松本吉郎会長のビデオレターが披露され、日本記念日協会の加瀬清志代表理事(写真・左)から日本眼科学会の杉山和久理事(写真・右)に「記念日登録証」が授与されると、会場の多くの眼科医の先生方などから盛大な拍手が起こりました。

休憩の合間にはこの日のために結成された弦楽四重奏の生演奏が流れ、会場は和やかな雰囲気に。そして、参議院議員で小児科専門医の自見はなこ氏が「こどものWell-Beingと目の健康」と題して、浜松医科大学医学部眼科学教室病院教授の佐藤美保氏が「こどもたちの健全な視力発達のために」と題する記念講演を行いました。

なぜ「こどもの目の日」が6月10日になったかというと、生まれたばかりの赤ちゃんも6歳くらいまでには視力1.0に成長することと、1.0に成長していない「弱視」の発見・治療や、低年齢化する近視の発症の予防に役立つことから、「6歳。視力1.0」は大切な節目なんですね。80歳で20本自分の歯を残す歯科の「8020運動」のように、6歳で視力1.0を目指す「610こどもの目の日」。この記念日をきっかけに多くの人に「こどもの目の発達」について関心を持ってもらえるようにアピールしていきたいと深く感じた授与式でした。