2023年7月23日
福島県喜多方市が地元の名物「喜多方ラーメン」をさらに全国にアピールしようと制定した「喜多方ラーメンの日」(7月17日)の記念日登録証授与式が市内で行われました。

福島県喜多方市が会津喜多方商工会議所や市内ラーメン店、製麺業者などでつくる「喜多方ラーメンブランドプロジェクト」からの提案を受けて制定した「喜多方ラーメンの日」(7月17日)。その記念日登録証授与式が「蔵のまち喜多方夏まつり」の「レトロ横丁」の会場で行われました。

はじめに遠藤忠一喜多方市長が「喜多方ラーメンの日」の制定の目的として、日本三大ラーメンのひとつに数えられる喜多方ラーメンのおいしさとともに、蔵のまち喜多方の魅力を全国に発信することをあげ、まちづくりに役立てたいと挨拶。

次に日本記念日協会の加瀬清志代表理事が「札幌ラーメン、博多ラーメンとともに、喜多方ラーメンを日本三大ラーメンに選定したのは私です」と発言。続けて「じつは30年前に私と友人で結成した日本の三大○○を選ぶ日本三大協会の名のもとに二人が著者となって講談社から出版した『日本三大ブック』の中で紹介したのが始まりなのです。当時も全国にご当地ラーメンが多数ありましたが、喜多方は人口約3万7000人ほどのまちに120軒以上もラーメン店があり、さらには朝からラーメンという「朝ラー」発祥の地とも言われるほどラーメン愛にあふれているまちということで選んだのです。」
ここまで話すと会場からは盛大な拍手が起こりました。

その喜多方市から「喜多方ラーメンの日」という記念日申請が届き、審査会で合格となり、こうして記念日登録証の授与式に参加できるとは夢にも思っていなかったので思わずウルッとなってしまう加瀬代表理事でした。そして加瀬代表理事から遠藤市長に「記念日登録証」が授与され、遠藤市長は「喜多方ラーメンは蔵とともにまち宝。この宝をみんなで大切にしていきましょう」と会場を埋めた多くの人に語りかけました。

記念撮影は喜多方ラーメン神社前で、地元選出の衆議院議員、県議会議員、商工会議所、観光協会、観光物産協会、地域のメディアなど、多くの関係者の方々が一堂に介して行いました(写真)。
そのまちの名前を冠した名物に記念日を設けることで、そのまちとその名物が全国に知られていく。記念日登録の大きな意義を感じた「喜多方ラーメンの日」の記念日登録証授与式でした。