2023年8月3日
今、8月8日は日本記念日協会の認定した記念日が1年でいちばん多い日です。

2023年8月3日現在の日本記念日協会認定の記念日が1年でいちばん多い日は8月8日で、その件数は67件です。2位は10月10日の60件、3位は11月11日の59件となっています。
少し前まで8月8日の記念日の件数は3位だったのですが、この2か月で8月8日で記念日登録したいという申請書が何通も届き、審査の結果その多くが合格して67件となりました(件数は毎月同日のもの、月間のものなど、その日付が協会に認定されているものを全て含めます)。

8月8日も10月10日も11月11日も、月と日の数字が同じゾロ目で覚えやすく、数字の形や読み方のバリエーションが多く記念日になりやすいという特徴があります。
その中でも8月8日の記念日の日付の由来では数字の8を横にすると無限大のマーク「∞」となり、循環や永遠の広がりを表していることを理由としているケースが目立ちます。「夢ケーキの日」「ベーグルの日」「パブスタの日」「Dr.シーバのエラスチンの日」「挑人の日」「MOTHERチャレンジの日」「meviyの日」「トイドローンを楽しむ日」「サステナブルファッションの日」「デジタルノマドの日」など10件もあります。

また、数字の8は「スタンプラリーの日」のようにクルクルと巡るものの記念日に最適な数字です。8月8日はその数字の中に〇の形が4個と1年でいちばん多い日なので、これからも「観覧車」とか「風車」とか「回転ずし」とか「洗濯機」とか「時計」とか回るものに記念日を作るとしたら8月8日になることが多いかも知れません。

さらには数字の8は「末広がりの八」で縁起が良いことや、「はち」「ぱち」「は」「ぱ」「はっ」「や」「やっ」「やつ」「エイト」「ハー」など呼び方、読み方がいくつもあるので語呂合わせがしやすいというのも8月8日の記念日が多い理由と言えそうです。

「こんなに多いと8月8日の記念日は目立たないのでは」という人もいますが、「∞」や「〇」を活かして自分たちの記念日のポリシーを貫こうという企業が増えているのは記念日文化を育てることが目標のひとつの日本記念日協会としては頼もしく感じています。(写真は「プチプチ」「ポテコなげわ」「歯ブラシ」「ブルーベリー」「パインアメ」「そろばん」で、どれも8月8日を記念日としています)