2023年11月3日
今、11月11日は日本記念日協会の認定した記念日が3番目に多い日。そして、2位の10月10日に迫るほど急増しています。その理由は・・・。

2023年11月3日現在、11月11日は日本記念日協会認定の記念日が一年の中で3番目に多い日で61件が登録されています。

1番多い日は8月8日の69件、2番目に多い日は10月10日の63件ですが、このところ11月11日の認定記念日が急増しているんですね(件数は毎月同日のもの、月間のものなど、その日付が協会に認定されているものを全て含めます)。

11月11日は、数字の「1」の形が棒状や線状で4つ並んでいることから「ポッキー&プリッツの日」「おさかなのソーセージの日」「棒ラーメンの日」「うまい棒の日」「スティックパンの日」「きりたんぽの日」「ゴボチの日」「ロールちゃんの日」(毎月11日)など、細長い食べ物を記念日にしやすいという特徴があります。

また、「ヘコアユの日」「ニシキアナゴの日」「チンアナゴの日」は縦に泳ぐ姿が数字の「1」のように見えることからで、「プラズマクラスターの日」は数字の「11」は漢字で十一と書くことからプラスイオン(+)とマイナスイオン(-)に見立てたもの。「サムライの日」は漢字の「士」を分解すると十と一で11になるので。「鮭の日」も鮭のつくりの「圭」が十一と十一となることからなど、どれも11にからめた理由がとてもよく考えられています。

さらには一年でいちばん「1」が多いので覚えやすい、見た目がカッコイイ、「1」は人を表す数字なので人と人が集う日になればとの思いからなど、11月11日を記念日にしたい要素がいっぱい。

数多い11月11日の記念日ですが、中でもいちばん話題になるのが「ポッキー&プリッツの日」。学校の近くのスーパーやコンビニではこの日になると商品が売り切れると噂されるほどです。そのわけはクラスのみんなでいろいろな種類のポッキーとプリッツをシェアして食べるからとか。

ちなみに「ポッキー&プリッツの日」が日本記念日協会に認定登録されたのは1999年のこと。この年は元号では平成11年、つまり「平成11年11月11日」は1が6つも並ぶなんともおめでたい日ということで、制定した江崎グリコの担当の人が「何か記憶に残るようなキャンペーンをしたい」と考え思いついたのが日本記念日協会への記念日登録でした。

この記念日が大きな反響を呼び、これを機に記念日をPRに活用したいと多くの企業や団体などから申請が急増したのです。世の中や身の回りには棒状や線状のもの、十と一を組み合わせた形のもの、数字の1や11にまつわるものはまだまだたくさんあります。さて、次は何が11月11日の記念日になるのかご注目ください。

(写真は中央にポッキー&プリッツ。中央上にゴボチ。右にロールちゃん。中央下におさかなのソーセージ。左にスナックスティック。いずれも11月11日に記念日があるもの)