2024年3月11日
日本三択協会が制定した「三択の日」(3月3日)の記念日登録証授与式が東京・虎ノ門のSIGNALで行われました。

株式会社SIGNINGが運営する日本三択協会が制定した「三択の日」(3月3日)。その記念日登録証授与式が東京・虎ノ門のSIGNALで行われました。

日本三択協会は情報過多により日々多くの時間を選択することに費やされている現代を、3つの選択肢の中から1つを選ぶというシンプルな「三択思考」の普及によって「無駄な選択の時間」を「人生を豊かにする時間」に変える活動をしています。この「三択思考」とその普及を目指す日本三択協会をより多くの人に知ってもらいたいと、「三択」の3にちなんで3月3日を「三択の日」としたものです。

授与式ははじめにクリエイティブディレクターの小西利行氏が「この世の中は本当に幸せなのか。私たちに何かできないか。という大きなテーマからはじまり、情報過多で選択するのが嫌になっている『選択難民』が増えている現代社会において、それを解決する方法として『三択』はどうかというアイデアが出てきました。これを具体化させるための活動をしていきたいと思います。」と同協会設立の経緯を説明。

続いてプランナーの吉田健太郎氏は「楽しむ時間、体験する時間を増やすことが大切で、そのためには選択で悩む時間を減らすことが必要です。AIなどではなく『三択』というシンプルな考え方を取り入れる業界やお店が増えていくことで、買ってみよう。やってみよう。見てみよう。という一歩が踏み出しやすくなると思ます。」と挨拶。

次にビジネスプロデューサーの原田裕生氏が「既存のレコメンドやおすすめは似たり寄ったりのものばかり溢れています。自分のフィルターの中では出会えない情報の提示をしてくれるものができないかと考え、実際に漫画を三択で選べるサービスを作りました。これからもこのようなサービスを展開していきたいと考えています。」と具体的な活動内容を説明。

さらにはプロデューサーの亀山淳史郎氏から「三択には検索でもレコメンドでもない新しい情報の接触の仕方を切り拓く可能性があるのではないかと感じています。社会のあり方やテクノロジーの環境は変わってきますが、じつは三択で人がモノに出会い選んでいくというのは結構本質的なことなのではないでしょうか。」と三択の可能性についての言葉がありました。

その後、日本記念日協会の田宮智康事務局長(写真・右)が「記念日は毎年やってきます。やり方はさまざまですが、是非みなさんの手で、この『三択の日』を育ててください。」と挨拶し、記念日登録証を小西利行氏(写真・左)に授与すると、参加した関係者の方々から大きな拍手が起きました。

インターネット上で、過去の閲覧履歴などからおすすめの商品やサービスを提示してくれるレコメンド機能。実は自分自身の枠に囚われしまう側面があるのかもしれません。「三択」にはまったく新しい出会いのきっかけを与えてくれる可能性があるのではと感じることができたとても前向きな授与式でした。