2024年4月11日
「芋煮会」発祥の地として知られる山形県中山町が制定した「芋煮会の日」(10月2日)の記念日登録証授与式が中山町役場で行われました。

山形県中山町が2024年10月で町誕生70周年を迎えることを記念して制定した「芋煮会の日」(10月2日)。その記念日登録証授与式が中山町役場で行われました。

「芋煮会」は山形県や宮城県など東北地方の郷土料理である芋煮を家族や友人知人と鍋を囲んで食べる季節行事で、中山町が発祥の地とされています。そこで同町では町の認知度向上と観光客や移住者の誘致にもつなげたいと、10月2日を「い(1)も(0)に(2)」と読む語呂合わせで「芋煮会の日」としたものです。

授与式では、はじめに中山町の佐藤俊晴町長(写真・右)から「芋煮会の日」の制定の目的と日付の由来について説明があり、「芋煮会の日を通して、芋煮会文化を県内外に発信していきたいと思います。また町内では10月2日に幼稚園や保育園、小中学校の給食に芋煮を提供して記念日をみんなで祝うことなども企画して、芋煮会文化を未来へ確実に伝承していきたいと考えています。」と挨拶。

続いて、日本記念日協会の田宮智康事務局長(写真・左)が記念日登録証を読み上げたのちに、佐藤俊晴町長へ授与すると、会場を埋めた多くのメディア関係者から次々とカメラのシャッターが切られます。

その後、一般の方から芋煮のオリジナルレシピを募集して最優秀作品を決める「未来の芋煮レシピコンテスト」の開催案内や、発祥当時の棒だらが入った芋煮を再現した「北前芋煮」の試食会が行われ、大盛況のうちに閉会となりました。

コロナ渦から空前のキャンプブームが起こり、今や文化になりつつある中、記念日を通して「芋煮会」がさらに広がっていけば、全国各地でいつしか当たり前のように「芋煮会」を楽しむ姿が見られる日がくるかもしれないと感じた楽しい授与式でした。