2024年10月8日
糖鎖生命コア研究所が制定した「糖鎖の日」(10月3日)の記念日登録証授与式が、愛知県名古屋市の名古屋大学共創スタジオIdea Stoaで行われました。
糖鎖生命コア研究所が制定した「糖鎖の日」(10月3日)。その記念日登録証授与式が愛知県名古屋市の名古屋大学共創スタジオIdea Stoaで行われました。
「糖鎖」とは全ての細胞の表面を覆う生命物質の一種で、核酸、タンパク質に次ぐ、「第三の生命の鎖」として、数多くの重要な働きを持っています。その糖鎖に関する研究や知識の普及と、その重要性についての啓発活動を目的として「糖鎖の日」は制定されました。
日付は、数字の10を「トウ」、数字の3を「サ」と読み「トウサ」と読む語呂合わせから10月3日です。
式典は、記念日の10月3日をなぞえらえた10時3分を、会場に集まった研究者や職員の方々全員でカウントダウンをして盛大にスタートしました。
はじめに糖鎖生命コア研究所の門松健治所長(写真・右)が「糖鎖は非常に大事ですが、なかなか国民の方々に知れ渡っていないのが現状です。この記念日をきっかけに糖鎖を知ってもらって、研究にも興味を持ってもらいたいと思います。」と挨拶。
続いて「糖鎖の日」制定の発案者で、名古屋大学研究協力部産学連携課(元糖鎖生命コア研究所事務部)の大塚宗氏から、「糖鎖の日」制定を思いついたきっかけと今日の日を迎えるに至った経緯についてお話がありました。
日本記念日協会の田宮智康事務局長(写真・左)は「糖鎖を専門的に研究する組織として国内をリードする形で取り組んでいる点や、記念日の制定の目的として、『糖鎖の研究や知識の普及と、その啓発』を掲げている点などが審査会で評価され、今回認定に至りました。ぜひここにいるみなさんで、この記念日を活用して、糖鎖の知識を一般の方々にも広めていっていただければと思います。」と挨拶。そして、田宮事務局長から門松所長に記念日登録証が授与されると、会場は大きな拍手と歓声で包まれました。
最後に、参加した全員で記念撮影をして「糖鎖の日」の記念日登録証授与式は閉式。
研究者や職員のみなさんにも笑顔と自信が溢れていて、これからの「糖鎖」普及に対する熱い思いを感じた授与式でした。