2025年1月21日
日本新聞協会が発行する『新聞広告報』の2025年1月号に、日本記念日協会の加瀬清志代表理事のインタビュー記事が掲載されました。
日本新聞協会が発行元で、日本新聞協会広告委員会が編集する『新聞広告報』の2025年1月号に、日本記念日協会の加瀬清志代表理事のインタビュー記事が掲載されました。タイトルは「歴史を記録し記憶に残る記念日」です。はじめに記念日協会の設立の経緯や理念などを語り、次に企業・団体が記念日を登録する目的について。さらには記念日を取り巻く市場の変化など、記念日が世の中にどのような形で受け入れられているかを答えました。
日本新聞協会広告委員会から依頼されたインタビューということで、新聞と記念日の共通点についても答えています。それはどちらも情報を残し続けるという点です。新聞は昨日起きた出来事、その時代の歴史のひとつとなることを記録し、読者の人々の心に記憶としていつまでも残り、そのひとつひとつの出来事や論考が毎日蓄積され振り返ることができます。記念日も同じように日付とともに毎日その日その日の情報としてそこにあり、翌年もその翌年も存在し続けます。「日付のあるリアルな価値」が新聞にも記念日にもあると思うからです。それは新聞広告も同じで、ひとつひとつがその日その年その時代を表す大切な情報です。
記念日には災害と結びついたものもあり、今年で発生から30年となる「阪神・淡路大震災」の日の1月17日は「おむすびの日」として記念日登録されています。それは大震災の時にボランティアによるおむすびの炊き出しが人々を大いに助けたことから、いつまでもこの善意を忘れないためにごはんのおむすびだけでなく、人と人との心を結ぶという思いも込めて「おむすびの日」となりました。どんなに辛いと思われる出来事も記念日として残していくことで、風化することなく多くの人の心にその日を忘れないという気持ちを呼び起こすことができると信じています。それは新聞が大切にしている過去も今も「伝え続ける」という姿勢と覚悟に通じるのではないでしょうか。
新聞とその広告、記念日とその価値を考える上でとても役に立った2時間ほどのインタビューでした。尚、記事の内容は『新聞広告報』2025年1月号と、新聞広告総合ウェブサイト「新聞広告データアーカイブ」で読むことができます。「全ページをダウンロード」から入れますのでよろしければご一読を。https://www.pressnet.or.jp/adarc/hou/