2025年6月4日
ダイヤル・サービス株式会社が制定した「内部通報制度を考える日」(6月1日)の記念日登録証授与式が東京・千代田区の九段会館テラスで行われました。

 ダイヤル・サービス株式会社が制定した「内部通報制度を考える日」(6月1日)。その記念日登録証授与式が東京・千代田区の九段会館テラスで開催された「内部通報制度を考える日」制定記念シンポジウムの中で行われました。

ダイヤル・サービス株式会社は日本初の民間における内部通報制度の外部窓口を開設。不祥事が通報で発覚する割合は7割とする消費者庁の調査結果などもあり、内部通報制度の果たす役割は大きいことから、同制度の重要性を啓蒙し、広く浸透させるのを目的として「内部通報制度を考える日」は制定されました。日付は改正公益通報者保護法が施行された日(2022年6月1日)から、6月1日です。

授与式では、はじめに日本記念日協会の田宮智康事務局長(写真・右)が「日本の民間企業で初めて内部通報制度の外部窓口を開設され、多くの企業や団体からの通報に対応してこられた実績と、内部通報制度の重要性を広めてきたご功績が非常に高く評価され、この記念日の認定に至りました。これからも記念日を活用し、さらに同制度の重要性を広めていくことで、みなさんが安心して暮らせる社会の実現につなげていただければと思います。」と挨拶。

そして田宮事務局長からダイヤル・サービス株式会社の今野由梨代表取締役社長(写真・左)に記念日登録証が授与されると、会場から大きな拍手が起こります。

今野社長は、世界で初めてのソーシャルビジネスを立ち上げ、さまざまな困難があった中、世の為、人の為にという強い思いで社員に支えられながらやってきた経緯と感謝を述べられ、「時代は変わっていく、これからやることはたくさんあります。記念日ができたことでさらにやる気になりました。これからも応援をよろしくお願いします。」と意気込みを語られました。

その後は内部通報制度をテーマに弁護士や通報経験者の方の基調講演、パネルディスカッションなどがあり、閉会。これからの内部通報のあり方を考える上で、大変有意義なシンポジウムでした。

より強固で健全な組織を作り上げていく上で、重要な役割を持つ内部通報制度。この記念日をきっかけに、自身の勤務先がどのような体制を整えているのか、ぜひ見直してみてはいかがでしょうか。声を上げやすい職場づくりに関心を持つことが、安心して働ける社会への第一歩となるかもしれません。