2026年7月16日
阿蘇たかな漬協同組合が制定した「阿蘇たかな飯の日」(7月8日)の記念日登録証授与式が阿蘇市役所で行われました。

阿蘇たかな漬協同組合が制定した「阿蘇たかな飯の日」(7月8日)。その記念日登録証授与式が熊本県の阿蘇市役所で行われました。
「阿蘇たかな飯」とは、熊本県の阿蘇地方でしか採れない阿蘇高菜を漬け込んだ「阿蘇たかな漬」を細かく刻み、ご飯に混ぜ合わせた阿蘇地方の伝統的な郷土料理です。記念日を通して、地域の伝統食材「阿蘇たかな漬」を後世に伝え、さらに幅広い料理に活用してもらうことを目的として、「阿蘇たかな飯の日」は制定されました。日付は、春に漬け込んだ阿蘇たかな漬の「本漬け」の初樽出しが始まるのが7月であることと、阿蘇地方の方言で葉菜類を「なっぱ」と呼ぶことから「な(7)っぱ(8)」の語呂合わせから7月8日です。
授与式では、はじめに阿蘇たかな漬協同組合の中山達也理事長が「阿蘇たかな漬の販路拡大のため、全国展開していきたいと考えています。そのために記念日を制定させていただきました。みなさんこれから一生、7月8日は『阿蘇たかな飯の日』だということを覚えておいてください。」と熱く呼びかけました。
続いて、阿蘇たかな漬協同組合の菊池秀一理事は「阿蘇の豊かな自然と人々の暮らしの知恵から生まれた阿蘇たかな飯は、多くの家庭や飲食店で受け継がれ、観光客にも愛されてきました。一方で、近年ライフスタイルや食文化の変化により家庭で受け継がれる機会が減少し、地域の食文化を未来へつないでいくための取り組みが求められていました。記念日を制定することで、この郷土料理の価値を改めて見つめ直し、地域全体で守り育てる機会を創出するとともに、食を通じて阿蘇の魅力の発信や観光振興にもつなげていきたいと思います。」と挨拶。
そして、日本記念日協会の田宮智康事務局長が「阿蘇たかな漬協同組合は、阿蘇たかな飯の普及をはじめ、長きにわたり阿蘇の伝統の味と食文化を守り伝えてこられました。その長年のご功績が高く評価され、今回この記念日の認定に至りました。ぜひこの記念日をご活用いただき、阿蘇の豊かな食文化を未来へつないでいただければ幸いです。」と挨拶。
続いて田宮事務局長(写真・右)から中山理事長(写真・左)へ記念日登録証が授与されると、会場は大きな拍手に包まれ、多くのメディア関係者から一斉にカメラのシャッターが切られました。
その後はメディア関係者との質疑応答が行われ、記念日登録証授与式は閉会。
閉会後には、阿蘇市の松嶋和子市長への記念日登録報告会が行われました。さらに、この日から毎年7月8日に阿蘇市内すべての小・中学校の給食で阿蘇たかな飯が提供されるとのことで、市内の小学校を訪問。子どもたちがおいしそうに阿蘇たかな飯を頬張り、おかわりには長い列ができていました。
給食で頬張った阿蘇たかな飯の味は、大人になっても忘れられない思い出のひとつになることでしょう。おかわりの列に並ぶ子どもたちにとって、この味はいつか「大切な味」になっていくはず。学校給食と記念日を通して地域の食文化を受け継いでいく、このような素晴らしい取り組みが、これからも多くの地域に広がっていくことを期待しています。

















