2015年8月12日
大分県豊後高田市が市の重点施策の記念日を3件同時に制定。その「記念日登録証」の授与式が行われました。

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全国各地で地元の記念日を制定して、自治体や特産品の知名度向上などを目指す動きが目立っています。大分県豊後高田市ではこのほど日本記念日協会の認定登録史上初となる一度に3件の記念日が登録され、その「記念日登録証」の授与式が行われました。

大分県北東部の人口約2万3400人の豊後高田市。今年で合併10周年になることから、市のブランドイメージのキャッチコピー「全力発展中」にちなんで8月10日を「豊後高田市全力発展の日」に。市の重点施策である人口3万人を目指して進める移住定住施策をPRする1月10日を「豊後高田市移住の日」に。そして市の代表的観光施設の「昭和の町」をさらにアピールするために4月29日を「豊後高田昭和の町の日」にそれぞれ登録したもので、市役所で行われた記念日登録証授与式では日本記念日協会の加瀬清志代表理事から永松博文市長に「記念日登録証」が手渡されました。(写真は左から「記念日登録証」を手にする鴛海豊副市長・永松博文市長・加瀬清志代表理事)

今回の記念日は地方創生に向けて、自治体の対外的な情報発信であるとともに、市民への一緒に魅力的なまちを作りましょうとの熱いメッセージになっています。記念日名に「豊後高田」を冠することで、市内外にその知名度を浸透させる効果があり、今、市が目指しているもの、行っている施策、人気の観光地のさらなる飛躍と、明確なビジョンが示されているのが特徴的です。

地方自治体間の競争でもある「地方創生」。その活路のひとつとして記念日を活用しようという発想の豊かさ、先見性が3件もの認定登録記念日を誕生させました。豊後高田市には「日本一の夕日の海岸」「からあげそば」(これは代表理事の加瀬がこれから提案をする名物候補)など、話題になりそうなものも多く、隣りの市が宇佐市なので「USAのとなり町」でもあります。USAの隣りに日本一懐かしい商店街の「昭和の町」があるなんて楽しいです。

こうした小さな市でも魅力的なものを磨き、発信することで元気になっていきます。日本記念日協会ではこれからも企画の提案を含めてそのお手伝いをしていきたいと思います。